犯罪とソーシャル・キャピタルの文献

犯罪とソーシャル・キャピタルの具体的な関係、ソーシャル・キャピタルを犯罪のとからみで具体的に説明している文献はそれほど無い。「ソーシャル・キャピタルと犯罪発生に負の関係がある。したがってソーシャル・キャピタルは重要だ。(以上!)」といってる文献は多い。

したがって「ソーシャル・キャピタルと犯罪には負の関係がある」ことはどうやら確からしいが、具体的にどういった変数が効くのかは明らかではない。ここが修士論文のポイント(明らかにすべきこと)になるのだろう。そこで犯罪学ではコミュニティ防犯、地域と警察の協力などがあるため、最近は犯罪学の方をあたっています。

その目的で最近集めた文献は以下。
http://www.jusri.or.jp/PDF/23web.pdf
http://repositories.cdlib.org/cgi/viewcontent.cgi?article=1038&context=usmex
http://www.aic.gov.au/conferences/other/graycar_adam/1999-10-acpc99.pdf
http://www.fanniemaefoundation.org/programs/hpd/pdf/hpd_1301_saegert.pdf
http://wcr.sonoma.edu/v4n1/Manuscripts/katzarticle.pdf
http://www.lse.ac.uk/collections/methodologyInstitute/pdf/SKanazawa/JCCJ2002.pdf
http://www.santafe.edu/research/publications/workingpapers/01-01-003.pdf

昨日一つ読んだけど、残りの英語文献ぼちぼち読んでいこう。


あと犯罪学の分野で社会との絆が切れた・弱まったときに犯罪が起こるというコントロール理論に注目している。信頼・規範・ネットワークというソーシャル・キャピタルにどうにか接合できないか。
コントロール理論に基づく研究書として

非行の原因―家庭・学校・社会へのつながりを求めて

非行の原因―家庭・学校・社会へのつながりを求めて

がある。今読んでいる最中。