ソーシャル・キャピタルの現状
今日はM院ゼミの文献や修論関係でソーシャル・キャピタルの文献をよむ。あとはMゼミ東京研究会での発表資料準備。ソーシャル・キャピタルはアンテナにも登録しているSocial Capital, Paul Bullenにソーシャル・キャピタル関係の資料がたくさんある。
いよいよM2が始まってしまった。時間の流れが速すぎるものの、何が何でもM2で修論を出す。授業自体は、去年M1で22単位も取ってしまったため、今年はゼミと指導教官の授業がメイン(それでも14単位になる)。したがって授業回数自体は週2回。でも修論や正規の院ゼミ以外に東京研究会、某プロジェクトで書いたりする必要がある。あと最近萎え気味とはいえ就活も。塾のアルバイトも。結構というより、本当に本当に大変!
さてさて話は戻って、ソーシャル・キャピタルの文献を読んでいても、議論の蓄積という点でまだまだという気がする。「機能の説明→制度パフォーマンスに貢献」というパターンが多く、機能の説明もトランザクションコストの削減や協調行動の誘発というもの。実証もたしかに実証されていないわけではないが、相関が弱かったり、相関がいつの間にか因果として説明されていたりとなんとなくイマイチ感が残る。
だからこそ、「院生の(ペーペーの研究者の)」自分がそこに入り込む余地があるのだが。他分野、例えば学説史は蓄積が厚いので、専門に研究するのは大変だろうなと素人目にみても感じる。
なんとかソーシャル・キャピタルを社会ネットワーク論、交換理論と接合できないかと模索中。
ちなみにMゼミの文献は
Modernity at Large: Cultural Dimensions of Globalization (Public Worlds, V. 1)
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- 作者: アルジュンアパデュライ,Arjun Appadurai,門田健一
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