将来のこと

3年の夏休みももう半分以上過ぎてしまいました。本も読め、じっくり物事を考えることができます。しかし、逆にいえば就職活動前のまとまった時間はこの9月で終わりということです。

やはり考えることの多くは自分の進路について。前までは(外資系)金融機関に行こうと考えてました。ところが、この夏にいろんな本をよんで、様々な情報を得たことで迷いが生じてきたのです。やはり「知は力」です。

どういう風に今考えているのかというと、まず就職か大学院進学か。いづれ大学院には行くつもりなので、正確に書くならば、まず就職してから3年くらい働いたあとアメリカや日本の大学院にいくか、それともストレートで日本の大学院にいくかどうか。ストレートでいくなら、経済的なこともありますし、アメリカの大学院進学は厳しく、日本の大学院になるでしょう。

そこで就職するとしても、これまでの金融以外ににメディアに行こうかなと思っています。金融にしてもメディアにしても、まぁこの日本という国において最も風当たりの強いところというか、影響力の割に機能不全であるというか、とにかく評判の宜しくないところです。なぜここにきてメディアなのかというと、もともと日吉時代(文学部時代)はメディアに行こうと思っていたこともありますが、最近になってきちんと自分の好きなことは何か、そこそこそれで勝負していけることは何か、と考えた時、やはり「読むこと、書くこと」だなと思いました。おそらく大学生のなかでは本を読んでいるほうだと思いますし。まぁ「活字好き」とでも言いましょうか。読むのが好きということもあって、文章を私が書くと、つらつらとそれなりの文が書けます。文を書ける能力は活字離れが指摘される中では、貴重な能力なのではと我ながら思ってしまいます。まぁ、ついつい書きすぎてしまう悪い癖もありますが。しかし、文章が上手いというありがたい言葉を頂いたときは嬉しいものです。そういうことで、好きなものは何かと考えるとメディアが思い浮かんだわけです。あと一口にメディアといってもテレビよりは新聞に行きたいなと考えています。

それから前にも書きましたが、私はスペシャリストよりはジェネラリスト志向が強いですから、専門的な能力が求められる金融(特に外資系金融)よりはメディア関係やジャーナリストのほうが向いているかなと。現実におこる幅広い事件に対応するには広い知識が必要ですから。ジャーナリストがジェネラリストといっても、専門は必要です。私の場合は経済を専門にしつつ、他の問題に対応することになると思います。実際、経済のほかにも政治や DVや離婚の増加、日本における外国人の立場、社会での女性の地位といった社会問題にも関心があります。

他の理由としては慶應創始者福沢諭吉が在野で啓蒙活動に従事したこと、「ペンは剣より強し」という慶應の精神、自分が学んだ学問を社会に還元するという竹中研の精神からすれば、メディアもそうかけ離れたものじゃないなと思ったわけです(竹中研の多くは日銀、政府系、外資系といった金融に行きますが)。

ここまで書くならメディアに行けばいいじゃないかと思われるでしょうが、アメリカの大学院に行くなら外資系金融かな、と。何せ給料高いですからね。

いろいろ書きましたが、自分の進路は大事なことですから、政治とメディアの関係も含めて、9月の残り、そしてこれからの半年考えていこうと思います。