政治家批判

鈴木宗男議員が逮捕されました。それに関連してますます政治不信が広がったかもしれません。しかしながら政治家の悪事についてどうこう言ったりしていることは、返す刀で自分達に帰ってくるように思われます。

その理由はこういうことです。「あの政治家はダメだ」といってもその政治家は選挙という正当なプロセスを経て国会に来ています。したがって、悪い政治家が誕生する原因は選挙でその政治家に投票する国民にあるでしょう。つまり「政治家がバカだ」という言葉は「自分がバカだ」といっているようなものです。それを自覚しないで、「政治家がバカだ」という発言はまさに政治無関心の表れだといえます。本当に「政治家がバカ」だというのならば、実際に選挙にいって別の政治家に投票すればいいのではないでしょうか。

民主主義を考えると、理論上政治家は国民の代表です。政治家を選んでいるのは我々です。したがって悪い政治家を選んだということは我々の判断力が無かったということです。選挙にもいかず、自分の判断力のなさを棚に上げて、政治家がバカだという発言には非常に不快感を覚えます。悪い政治家は悪い国民土壌から生まれてくるのです。