SFCについて

僕は去年文学部だったこともあり、やはりSFCとの違いに目が行ってしまう。ここではその両者の違いについて述べてみたい。

まずSFCに来てから変わったことと言えば、簡単に言えば去年よりもアウトプットする機会がかなり増えたことである。つまり、レポートやプレゼンテーションそして自分のホームページなどを通じて自分の意見や考えを外に表すことが多くなった。レポートも中くらいのレポートがこまめに出る感じか。文学部は学期の最後や夏期休暇中に結構大きいレポートが出ることが多い。

次に違う点は、SFCではある程度コンピュータが使えないとほぼついていけないと思う。文学部ではレポート作成の際にも、手書きがある程度認められていてまた実際に手書きで出す人も結構いる。だが、SFCでは手書きがダメだとは言われてないにしろ、実際に手書きで出す人は(ほとんど)いない。その理由はただパソコンの方が早く、きれいにできあがるからであろう。パソコンを使うことで得る仕上がりの早さというのが結構大事で、手書きで次から次へと出される課題に立ち向かうのはかなりつらいものがある。はっきり言ってとても間に合わない。

そして授業内容の違いでいえば、日吉は大学の王道を行っている感じだが、一方 SFCは企業っぽい。実学慶應のなかでもほんとにSFC実学の割合が高い。社会に出てから、直に役立つような授業が日々行われている。その分、課題も多く、卒業するのも楽ではない。そもそも同じ慶應といっても別の大学と考えた方がわかりやすいと思う。

他に違う点は図書館の人の多さ。日吉では図書館はテスト前でない限り、結構空いていて簡単に座れるものだが、SFCでは常にだれか人がいて座れる席を見つけるのもひと苦労なもんだ。そしてそこらへんにコンセントとLANケーブルがあり、いたるところでパソコンをカタカタとやっている。その光景に最初は驚いた。だが、その内慣れるものであり、今では自分もそのカタカタ族の一員だ。

あと違う点と言えば、SFCでは一人ひとり、やっていることが違う。僕みたいな政策系バリバリもいれば、ハッカー並のコンピュータマニアもいる。何しろ必修の授業が少ないから、あとはその人のやりたいことしだいだ。だから、必須が少ないという点で、同じ文系でも経済学部とは大きく異なる。経済ならだいたいどんなことやってるか想像がつくが、SFCではとなりの人が何やっているか不明である。ま、就職のときも学部名というよりは、個人の実力で挑むところが多いのでは。

総合すると、自分にすごくあっているということ。