くじ引きである最初の仕事から次の仕事へ
続いて下記の本から抜き書き
- 作者: P・F・ドラッカー,上田惇生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2003/08/01
- メディア: 単行本
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最初の仕事はくじ引き
最初の仕事はくじ引きである。最初から適した仕事につく確率は高くない。しかも、得るべきところを知り、向いた仕事に移れるようになるには数年を要する。(P76)
価値観に反する組織にいるべきではない
得るべきところはどこかを考えた結果が、いま働いているところではないということならば、次に問うべきは、それはなぜかである。組織が堕落しているからか、組織の価値観になじめないからか。いずれかであるならば、人は確実に駄目になる。自らの価値観に反するところに身を置くならば、人は自らを疑い、自らを軽く見るようになる。(P77)
辞めることが正しいとき
組織が腐っているとき、自分がところを得ていないとき、あるいは成果が認められないときには、辞めることが正しい選択である。出世はたいした問題ではない。(P78)
進路を決めるのは自分自身
仕事を変え、キャリアを決めるのは自分自身である。自らの得るべきところを知るのは自分である。組織への貢献において、自らに高い要求を課すのも自分である。飽きることを自らに許さないよう予防策を講じるのも自分である。挑戦し続けるのも自分である。(P82)
価値観が合わない組織にいると自分を軽んじるようになる。自分を駄目にする。
そんなときは勇気を出して進路を決める自己決定をすべきである。他人に相談をしつつも最終決定は自分でする。
自らの強みに集中せよ
不得手なことの改善にあまり時間を使ってはならない。自らの強みに集中すべきである。無能を並の水準にするには、一流を超一流にするよりも、はるかに多くのエネルギーと努力を必要とする。(P59)
価値観に合った組織で働け
組織において成果をあげるには、自らの価値観が組織の価値観になじまなければならない。同じである必要はない。だが、共存できなければならない。さもなければ心楽しまず、成果もあがらない。(P65)
自らの価値を成果に変える
強みを生かす者は、仕事と自己実現を両立させる。自らの知識が組織の機会となるよう働く。貢献に焦点を合わせることによって、自らの価値を組織の成果に変える。(P68)
価値観が共存できる組織にて、自らの強みを伸ばし、組織に貢献する。そうすることで仕事と自己実現が両立する。決して滅私奉公ではない。
最高のキャリアをつかむ
最高のキャリアは、計画して手にできるものではない。自らの強み、仕事のやり方、価値観を知り、機会をつかむよう用意をした者だけが手にする。なぜならば、自らの得るべきところを知ることによって、たんなる働き者が、卓越した仕事を行うようになるからである。(P69)
キャリア形成の仕方はまさしく最後の引用で言い尽くされている。