スタバにて

昨日、本日とスタバに行って本を読んでいました。それはいつも通りのことですが、帰り際にカップを捨てるとき蓋とカップ本体、ストロー、レシートなどの紙に4つくらい分けて捨てるようになっていることに気付きました。

前は大きく、燃えないごみと燃えるごみくらいに分かれていて、カップまるごと捨てることも可能だった。(実際に自分はそうしていた。)でも今は、カップと蓋をわけないとカップ入れに入らないくらい、カップ入れが小さくなっていた。
それは昨日、今日と異なる店舗にいって確認したことだけれども、スタバはそういうカップ入れになっているようだ。

たしかにカップ入れを小さくするのは、ゴミの分別という目的に対して物凄く合理的で、なにより捨てるほうもそれほど嫌な感じがしない。捨てるときにわざわざ「分けて捨ててください」とか書かれていたり、店員さんにいわれるよりも「快適に」捨てられる。

ローテクだけど、原理はまさしくスマートテクノロジー。利用者はカップを入れるためには、きちんとカップと蓋をわけないといけないわけだ。店側も利用者に不快な思いをさせず、ゴミ分別という目的を為し遂げることができる。 いわば、利用者に不快な思いをさせず(コントロールされているという感覚を感じさせず)、利用者を目的にむかって上手くコントロールしている。

レッシグの言うアーキテクチャによるコントロールが実施されている良い応用事例でした。

でも考えた人すごいですね。

CODE―インターネットの合法・違法・プライバシー

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自由を考える―9・11以降の現代思想 (NHKブックス)

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