気になったニュースに独り言


また「世論調査」が発表されました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060219-00000014-yom-soci

新聞の特殊指定「存続」84%望む…読売世論調査

読売新聞社が11、12の両日に実施した全国世論調査(面接方式)で、同じ新聞であれば、全国どこでも基本的に同じ価格で販売することを定めた新聞の「特殊指定」制度について、「続ける方がよい」と回答した人が計84%を占めた。「そうは思わない」は計11%だった。

 公正取引委員会は、6月までに、この特殊指定を見直す方針を示している。特殊指定が廃止されると、過度の価格競争によって販売店の経営悪化などを招き、配達コストがかかる山間部、過疎地などでは新聞の値段が上がったり、戸別配達(宅配)が打ち切られたりする恐れがある。

 調査で、再販売価格維持制度(再販制度)の存続についても聞いたところ、「続ける方がよい」が85%で、「変える方がよい」は11%だった。同様の質問は、1995年以降、過去4回行っているが、95年の87%に次ぐ高水準だった。

 宅配制度については、「続ける方がよい」が91%に達し、「なくなっても構わない」は、7%。過去にも2回、同様の質問をしているが、今回も含め、いずれも9割以上が宅配制度の存続を望んでいる。

 また、新聞にとって、とくに重要だと思うものを、三つの選択肢の中から選んでもらったところ、「記事の内容の良さ」82%が最も多かった。以下、「読者へのサービスの良さ」9%、「値段の安さ」6%の順。多くの国民は、新聞に対して価格やサービス面での競争よりも、紙面の内容での競争を求めているようだ。

 さらに、世の中の出来事を正確に知ったり、必要な知識を得るために、役立っているメディアを三つまで挙げてもらったところ、「一般の新聞」81%がトップで、「NHKテレビ」63%、「民放テレビ」50%――などが続いた。

 インターネットなどの普及により多メディア時代になっても、「新聞は必要」と考える人は計93%に達した。
(読売新聞) - 2月19日23時57分更新

これって質問の聞き方によるし、被験者に与えている情報にもよるし、何人に聞いたかわからんし。そもそも新聞社が自分の利益に反するような結果(=再販制廃止に賛成という意見)を載せるはずもない。最初からあった主張をデータまがいのもので裏付けようとしているだけ。

それに2段落目の公正取引委員会に対する反応は郵政民営化反対の論拠と同じ。読売新聞は基本的に郵政民営化賛成に導くような説を書いていたはずなのに、自社の利益となると守りたいらしい。


もうひとつトリノオリンピックで。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060219-00000062-jij-spo

30年ぶりのメダル無しも現実味=世代交代の谷間、甘すぎた読み〔五輪〕

 【トリノ18日時事】トリノ冬季五輪は18日で前半戦を終えた。全84種目中46種目を消化したが、日本勢はいまだにメダルに手が届いていない。「色に関係なく5個」という目標達成はおろか、1976年インスブルック大会(オーストリア)以来30年ぶりの「メダルゼロ」も、現実味を帯びてきた。
 まず、事前の読みの甘さは否定できない。日本オリンピック委員会JOC)は、ことあるごとに「アテネ五輪の勢いをつなげて好成績を」といい続けてきた。しかし、日本勢が史上最多の37個のメダルを獲得した同五輪からすでに2年もたっている。実施する競技も違う。アテネの残像に惑わされ、高すぎる目標を掲げてしまった。
 外国勢の力を見抜けなかった分析能力の低さは情けない限りだ。ひとりの入賞者さえ出せなかったスノーボードハーフパイプ(HP)。米国勢は国内の賞金大会を優先するため、ワールドカップ(W杯)出場が少ないのは周知のこと。それでも、全日本スキー連盟の佐々木峻スノーボード部長は「米国勢より日本のほうが力を持っている」と、胸を張っていた。HP勢は選手村での生活態度の悪さが目に余ったという。弱い上にだらしないでは、強化費の無駄遣いのそしりは免れまい。
 だが、もっと深刻なのは競技力そのものの低下だ。6大会続いていたメダルが途切れたスピードスケートの男子500メートルで、金メダル候補と騒がれた加藤条治日本電産サンキョー)は弱冠21歳。惨敗したかつてのエース清水宏保(NEC)とは10歳も違う。世代交代がうまくできていない観もある。(続)


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060219-00000096-kyodo-spo

力を出せない日本選手 トリノ五輪前半総括

 トリノ冬季五輪は、18日で前半戦を折り返した。日本勢は9日目までメダルがなく、ふがいない戦いぶりが目立つ。後半は期待種目が減り、「メダル・ゼロ」に終わった1976年インスブルック大会以来の不振のピンチに陥っている。
 スピードスケート男子500メートルで、世界記録保持者の加藤条治日本電産サンキョー)が6位に敗れるなど、本来の力を出し切れない選手が多い。スノーボードハーフパイプ男女のメダル候補は予選で転倒が相次いだ。スピードスケート女子団体追い抜きの3位決定戦でも転倒。日本選手は最後の勝負に持ち込む前に自滅している。
 ジャンプ・ノーマルヒル予選では原田雅彦雪印)が失格。日本選手団の遅塚研一団長は「戦う選手団を編成したつもりだが、そうではなかった」と、自戒を込めて内容の悪さを嘆く。
共同通信

正直メダル無しにがっかりする気持ちはわからんでもないけど、でも選手だって一生懸命やってるんだし、何より普段の試合は見向きもせずに、オリンピックになったらいきなり過剰な期待をもって応援しはじめるマスコミもどうかと思う。野球とかサッカーみたいに普段から見てたら大体実力も分かるし、過剰な期待もしない。選手も実力以上のものをいきなり過剰に期待されたらプレッシャーになるよな。

何より一応彼ら彼女らよりすごい人は日本国内にいないから「日本代表」なんだし、実力を出し切ってくれればいいんじゃないでしょうか。