終戦記念日
60年というと定年退職の年齢ですから、現役のサラリーマン(労働力人口)にはもう戦中生まれはいないんですね。そしてあと10年、20年すれば戦争経験者はほとんどいなくなってしまう。戦争経験者といっても20歳で経験するか、10歳で経験するかによってとらえ方・考え方も異なるのだろうが、それより経験者がほとんどいなくなるという事実。
その時に、どういうものの見方(個人というよりも集合的な)が生じているのだろうか。
過ちを繰り返さないためにも、侵略は当時の状況として仕方なかったという開き直りや、現在から歴史を美化し日本のプラスの面しか見ないことではなく(決してプラス面を否定しているわけではない)、過去の失敗に正面から向き合い徹底的に失敗の原因を学ぶことが求められているのだろう。
ちなみに
- 作者: 大澤真幸
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1998/07
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