才能とは、継続できる情熱である。

「才能とは、継続できる情熱である。」最近、数々浴びた言葉の雨の中で頭に残っているのが、この羽生善治の言葉である。

コンサルティングという仕事では、成果を出せないとお客さんから切られてしまう。プロジェクトからリリースされてしまう。

これは厳然たる事実で、まさに "Perform or Out" ということだ。しかしプロジェクトから外されることがあっても、同時に継続する情熱があれば、コンサルティングという仕事から外れることがないのではとも思う。もっと言うと、仮に今いる会社から外されても継続する情熱があれば、他の会社に移ることもできるだろう。

その意味で、"Up or Out" の "Out" という言葉が表しているのは、継続する情熱が無くなった時のことではないか。具体的には、コンサル会社から解雇されて辞めるコンサルよりも、継続する情熱が無くなり自ら身を引くコンサルの方がはるかに多いのではないか。


このことを敷衍して、少し角度を変えて自分に当てはめてみる。するとどんなに打ちひしがれても、また理想の自分に現実の自分が大きく水をあけられていても、継続する情熱を持ち続けていれば思ったよりも遠くに行けることは、15年前、10年前の自分を振り返ってみても、証明されている。


話を聞いて、本を読んで、考えて、話して、書いてという生活をもう何年も続けている。
自分に才能があるとすれば、継続する情熱にある。