(Hi)Story

昨日、塾で働いていた時の同僚で友人の結婚式に出席してきた。20代も後半になり、いよいよ増えてくる結婚式。

出席した席では、出来事の意味を読み取り不思議な体感をしてしまった。

新郎と最初に塾で出会った時には、こんな日が来るとは思ってもいなかった。また塾で新郎と共に教えていた生徒が成長して、一緒に結婚式に出席するという時間の流れに伴う変化も不思議。

そして「今の新郎と新婦」という、もしかしたら他でありえたかもしれない組み合わせさえも、出会いから今日までの二人のストーリーによって、その二人でしかありえなかったように感じた。さらに結婚した二人を中心に、年齢も背景も多様な他人同士だった人たちが一同に会するという不思議さ。

二人とも音楽関係者ということもあり、そのような多様さ・ありえなさを結びつけるのは音楽だった。時間を越えてその時の思いを蘇らせてくれる音楽。色んな背景をもった人を結びつける音楽。
一つの音楽をとっても、人それぞれに意味が異なる。

個々人の歴史を知り、生きてきた道が重なっていく様子を目の当たりにして、久々に「すごい」と思える時間を過ごせました。