ふと思ったこと その2

3月頭に新宿にもジュンク堂が出来た。三越の6、7、8階にある。すごくキレイで広いし、何より本のある棚と棚の間が広い。座って読めるイスもあり、沢山ある本を選んで読める。その蔵書の数は圧倒的で、他では見たことのないような本もある。

その後、紀伊国屋に行った。新宿の本屋といえば紀伊国屋で、東口の方にも、南口の方にもよく行く。今日は、東口のほうに行ったが、しばらくして、ふとあることに気づく。それは本棚の高さが低いのだ。これは結構重要なことで、棚の高さが低いとどうなるかというと、当然収容できる本の数は少なくなる。でも自分の背丈より低い本棚というのは遠くまで見通せるために、「この分野ならあそこ」とすぐに分かる仕組みになる。そのせいで、それほど天井が高くなくても空間が広くみえる。そして本棚が低いことの何よりの特徴として、本棚から圧迫感を感じないのだ。だから、1時間でも2時間でも、本棚の前にいられる。

あと、本の数は適度な方がよいのではという気もする。少なすぎるのは問題外だが、多すぎてもどこになにがあるのか探すのが結構大変。その点、紀伊国屋は一般的に受ける本と専門的な本を適度なバランスで、置いているように思えるのだが。ジュンク堂は本の数がすごいのだが、多すぎて探すのが大変という気もする。もちろん検索用のマシンがあるし、ジュンク堂の膨大な本の数でも、慣れればどこに何があるかわかって便利かも。

たしかにジュンク堂はキレイで、本が沢山あって、新しい。でも自分には、紀伊国屋の人でゴチャゴチャした感じが好きだし、結構新しいジュンク堂に対しても張り合っていけるのではないかと思っている。