内定

今週の水曜日8日、日本がドイツワールドカップ出場を決めたその日、内定いただきました。ITコンサルティングの会社です。でもベンチャー企業ですから、これからという感じ。

自分としてはあまり大学名とか有名企業に所属することで自分を承認するつもりはないので、企業を選ぶポイントとしては個人として試行錯誤を経て成長できる場所であればよいと思っていた。それで大手金融・商社・マスコミではなく、仕事の中で比較的個人の要素が強いと思われるコンサル・シンクタンクを中心に就活をしてきた。

大企業に入ると自分が偉くなった気になるが、それは所詮メッキにすぎないと思う。どの組織にせよ「安定」というものはなく、(興銀も今は無く、山一証券だって拓銀だって倒産するし)結局自分自身で色々やってみて、失敗しながらも経験を積んで自信も深めていくこと(ヒューマンキャピタルの蓄積)であったり、いろんな立場の人と知り合いになること(ソーシャル・キャピタルの蓄積)がいわゆる「安定」というものに近づくのだろう。

とはいっても大学の学部の頃だったら、有名金融機関を志望していた。それは大企業=安定という図式がやはり頭のどこかにあったからだ。大学院にまで来て教育投資を積んだからこそリスクがとれる。

あと面接ではやはり日系大企業のほうは無難な人材・従順な人材を求めているように感じた。自分のようなスパスパとモノを言う人材は、面接で論理的にクリアーに話して手ごたえがあっても落とされたりしたし。なんとなく外資とかベンチャーの方が受けがよかったように思う。


さてそんな感じで内定をもらったわけですが、実はあと1,2社選考が進んでおります。内定をいただいた会社とはどちらかというと正反対の日系の有名SI企業ですが、そちらもそちらで魅力的な会社です。リクルーティングがものすごく丁寧なのです。内定ブルー(=はたして本当にこの会社でよいのかという思い/もう学生でなくなるという思いなど)とあわせて正直迷います。

来週は修士論文構想発表会ですが、頭は内定ブルーと迷いでいっぱいです。