1年の棚卸し

2007年も終わろうとしているが、来年にむけて今年1年の棚卸しを始めた。

経験したこと、思ったこと。そうしたものに文章や写真で、カタチを与えていく作業をする。

それは記録することを通じて、未来への足がかりにするためでもある。

実際に、改めて自分が書いてきた文章を読み直すと、一貫して流れる基層低音があることに気づく。


物質的な満足よりも、精神的な満足。
勢いよりも意義。
技術そのものよりも、技術が与える人への影響という関心。
専門化することよりも、全体的な思考。
完全に適応することよりも、適度な距離をとること。


こうした基層低音を聞きながら、現実を理解するために、そして日々の違和感を受け止め現在に適応するために、読み・書きつづける。


ただし、思考に対して言葉を与えることが決してうまく行っているとは言えない状況でもある。
いかにして言葉を紡ぎだすか。挑戦あるのみである。