少年犯罪多発=日本の伝統の否定、解決策は武道(笑)

久々に面白いネタです。(「小泉内閣メールマガジン」より)

[大臣のほんねとーく]

● 私の提言 -武道のすすめ-(文部科学大臣 中山成彬

 青少年をはじめとするモラルの低下が指摘されるようになって久しい。

 近年の社会経済情勢の変化に伴い、子どもたちを取り巻く環境も激変し、子どもたちの体力の低下、基本的な生活習慣の乱れや少年犯罪の多発など、憂慮すべき問題が様々な形で現れている。

 これらの問題の原因の一つとして、有史以来初めての敗戦のショックから、戦後、日本の良き伝統まで全否定してしまったことがあるように思う。私はこうした状況への対策の一つとして武道の振興を提唱したい。

 武道は、長い歴史の中で多くの先人たちによって培われてきた、我が国固有の伝統文化である。武道の目指すところは、修練を通じて心と体を鍛えることはもちろん、礼節を重んじ、相手を尊重する精神を養うなど、究極的には人間形成を目標としており、武道の振興は、青少年育成の観点からも極めて有意義と考える。

 私自身も武道をたしなむ者であり、現在、空手6段、合気道3段の名誉段を頂いている。若き日に武道に打ち込んだことは自分の人格形成に大きな影響を与えたと思う。また、ワシントンの世界銀行勤務の頃、世界のあちこちを旅したが、色んな場面で自分の身は自分で守れるという自信は自分に安心感を与えてくれた。

 学校では、現在、中学・高校で、柔道や剣道などの武道を選択履修できることとなっているが、ダンスとの選択になっている。ダンスがいけないというわけではないが、もったいない。私としては、男女を問わず、もっと多くの子どもたちが武道を修得して欲しいと願っている。

 特に護身術として空手や合気道などの武道を是非女性にも身に付けて欲しいと思う。これから世界を股に掛けて活躍する時代に、日本人は何かの武道を身に付けているというイメージが広まることは良い事だと思う。

 最近では、武道は欧米を含め世界各国で人気が高まりつつあるが、世界で尊敬される日本人を目指し、日本人の素養として、また護身術として、一人でも多くの方々に武道の修得をおすすめする次第である。

世界で尊敬される日本人を目指すなら、武道の前にやることがあると思いますけどね。